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国道・県道・市道はどう見分ける?国道なのに都道府県が管理する区間がある理由

おにぎり形の青い標識があれば国道、六角形なら県道です。どちらもなければ市町村道か私道の可能性があります。国道でも県が管理する区間があることや、地図での確かめ方、分からないときの#9910も解説します。

曇り空の下、白いセンターラインが続く郊外の二車線道路(イメージ)

下がすぼまったおにぎり形の青い番号標識があれば国道、青い六角形なら都道府県道です。近くの交差点にどちらもなければ、市町村道か私道の可能性があります。確実に知りたいときは、市区町村の路線の地図(認定路線網図)で確かめます。管理者が分からなくても、道路の穴などは道路緊急ダイヤル(#9910)に通報できます。

左に国道番号の標識、右に都道府県道番号の標識を並べた図。国道は上に「国道」、中央に番号、下に「ROUTE」と書かれた、下がすぼまったおにぎり形。都道府県道は上に「県道」、中央に番号、下に都道府県名が入った六角形。
図1 国道と都道府県道の番号標識の形(実物は青地に白文字)

標識のどこを見ればいい?

見るのは、路線の番号が書かれた標識の形です。国道は下に向かってすぼまった形で、下に「ROUTE」と入ります。都道府県道は六角形で、下に都道府県名が入ります。緑地に白で「E1」のように書かれた標識は、高速道路の番号です(出典: 国土交通省「道路標識一覧」)。

これらの標識は、国道や県道の主要な交差点に立てることになっています(出典: 国土交通省「道路標識設置基準」)。そのため、国道や県道でも、いる場所の近くには見当たらないことがあります。市町村道の番号を示す標識はありません。

地図で確かめるには?

国土地理院の地図では、国道と都道府県道が決まった色で塗り分けられ、国道には番号も表示されます(出典: 国土地理院「地図記号:国道」)。ウェブ地図の「地理院地図」で調べたい場所を表示すれば、国道か都道府県道かの見当がつきます。ただし、国と都道府県のどちらが管理する区間かまでは分かりません。

市道かどうかは、市区町村が公開している路線の地図で確かめます。市町村道として認定した路線を示した地図で、「認定路線網図」などと呼ばれます。たとえば岡山市は、市の地図情報システムの「認定路線網図マップ」で、市道かどうかを確かめられると案内しています(出典: 岡山市)。

ほかの市区町村でも「(市区町村名) 認定路線網図」と検索すると、案内のページが見つかりやすくなります。地図ではっきりしないときは、窓口で道路台帳を見せてもらうか、道路の担当課に問い合わせるのが確実です。道路の管理者は、道路台帳の閲覧を求められたら断れません(道路法第28条)。

誰が管理している?

道路の穴の通報や、車が壊れたときの相談は、その道路を管理する者にします。管理する者は、道路の種類でおおむね決まります。

左に道路の種類、右に管理する者を並べて線で結んだ図。国道(指定区間)は国、国道(指定区間外)と都道府県道は都道府県・政令市、市町村道は市町村。国道(指定区間外)から都道府県・政令市への線が強調されている。
図2 道路の種類と管理する者(政令市は政令指定都市の区域内の場合)

国道でも、維持や修繕を国が行うのは、政令で決めた「指定区間」だけです。それ以外の国道は、都道府県道と同じく都道府県が管理し、政令指定都市の区域内ではその市が管理します。市町村道は市町村が管理します。都道府県と協議して、市町村が県道を管理している場合もあります(道路法第13条・第15条〜第17条)。

同じ番号の国道でも、区間によって管理者が変わります。たとえば国道180号で指定区間とされているのは、岡山市から総社市までと、米子市から松江市までの2区間です(出典: 一般国道の指定区間を指定する政令)。国が管理する区間は、地域の国道事務所のウェブサイトで確かめられることがあります。

私道だったら?

市区町村が市町村道として認定していない私道は、道路法の道路ではありません(道路法第3条・第8条)。私道は所有者の財産で、所有者の責任で維持管理します(出典: 小平市)。小平市のように、私道の補修費用の9割を負担して工事も行う自治体もあります。

私道の穴を自分で直してよいかや、補修の補助については、道路の穴を自分で埋めてもいい?で説明しています。

分からないときは#9910に場所を伝えます

管理者が分からなくても、道路緊急ダイヤル(#9910)に電話で伝えられます。24時間受付で、通話は無料です(出典: 国土交通省)。LINEでも、高速道路・国道・都道府県道・市町村道の異状を通報できます。私道など私有地は対象外です(出典: 国土交通省)。

伝えるときは、次のことを確かめておくと場所が正確に伝わります。

  1. 道路名(国道○号、県道○号など)
  2. 進行方向
  3. キロポスト
  4. 近くの目印になる施設

キロポスト(距離標)は、その路線の起点からおよそ何キロの地点かを示す標識です。標識やキロポストは、車を安全な場所に止めてから確かめてください。LINE通報は、送られた場所から管理者を特定できた場合に対応するしくみなので、位置は正確に送ってください。事故が起きているときは、警察(110番)に連絡します。

よくある質問

Q. 管理者を間違えて市役所に連絡したら、どうなりますか?

管理者に情報を渡してくれる自治体もあります。たとえば福岡市は、市のLINE通報に国や県の道路の情報が届いたとき、管理者が特定できればその管理者に伝えると案内しています(出典: 福岡市)。

Q. 高速道路の穴はどこに伝えればいいですか?

道路緊急ダイヤル(#9910)のLINE通報は、高速道路も対象です。市役所との使い分けや通報の方法は、道路の穴を見つけたらどこに連絡する?で説明しています。


道路を使う方へ:次に読む 道路の穴でタイヤがパンクしたら?

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最終確認日: 2026年9月27日

参考資料

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